日伊経済連合会は、大阪関西万博への出席のため、イタリアの地球環境団体Globe Italiaと共に訪日ミッション団を結成しました。循環型経済に関する対話を目的とした、イタリア・パビリオンのイベント「Italy meets Japan:未来の暮らしのための持続可能なコミュニティの構築」にゲストとして出席した日伊経済連合会ディサント・ダニエレ会長は、環境問題における日伊間の協力強化の可能性を強調しました。Globe Italiaが主役となったこのイベントには、欧州最大規模のイタリアの優れた循環経済のコンソーシアムであるCOBAT、CONAI、COMIECO、COREPLAが参加しました。また、共同キュレーターでありイタリア文化省の政策アナリストでもあるフランチェスコ・マルフィターノ氏による、マエストロ マルコ・ネレオ・ロテッリ氏の作品のプレゼンテーションも行われました。これは、Made in Italyの強みとイタリアの循環型経済の成果を巧みに融合させたアートです。
日伊経済連合会 会長ディサント・ダニエレの歓迎挨拶
「不確実性と不安定さが渦巻くこの繊細な歴史的瞬間に、大阪万博は、戦争や国際市場における多くの分裂を乗り越え、経験や価値を共有するための比類なき機会です。このイベントはイタリアにとって、まだ日本ではあまり知られていない、イタリア独自の優れた点を伝え、紹介する機会でもあります。これらは、新たな国際協力のフロンティアを築くきっかけとなるでしょう。その中でも、まさに今回のテーマであるリサイクル産業においては、ここにイタリアの重要なステークホルダーであり、欧州レベルで循環経済をけん引するコンソーシアムが大阪万博に集まりました。
国連2030アジェンダのSDG11は、都市とコミュニティの持続可能性、安全性、包摂性、そしてレジリエンスの向上を目指しており、都市再生・再開発の取り組み、緑地の充実、原材料のリサイクル、そして各居住中心地の文化遺産の保全を通じて、都市中心部を持続可能な都市へと変革し、汚染を削減することを目指しています。このテーマは、2027年に横浜で開催される次回のグリーンエキスポの焦点となるでしょう」と
その後、本訪日ミッション団は東京へと移動し、環境省において循環型経済やリサイクルについてディスカッションを行い、イタリアと日本のシステムを比較しました。




