DIRE TVにて、日伊フォーラム内のイタリア下院からの3Dホログラムによるライブ参加の実証実験についてご紹介いただきました。ニュースの映像は上記リンク先よりご確認ください。
【ニュース文面の和訳】
日本(の技術)を通じてイタリアで、世界で初めて、政治家が3DホログラムのVRライブ形式で会議に参加した。
ローマのモンテチトリオ宮殿(=イタリア下院)から民主党(PD)のキアラ・ブラガ議員が、日伊経済連合会主催で、DIRE通信がメディアパートナーを務める第10回目の定期開催となる「日伊フォーラム」が開催されている、東京の綱町三井俱楽部とライブ通信を行った。ブラガ議員は下院の執務室から2台の3Dカメラで撮影され、フォーラム会場のスクリーン上でARモードで会場内の参加者と一緒にいるかのように投影されたが、VRビューアーを装着すると、文字通り、議員が目の前に立っているかのように、高解像度でまさにメタバースの世界を体験することができた。
この技術は、創業3年のスタートアップであるHolotch社により開発された技術により可能になったもので、3D映像による生配信で政治家が参加するのは世界で初めてのこと。
Holotch社CEOの小池浩希氏によると、例えば最近の事例では、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領のホログラム演説の事例は事前録画によるもので、フランスの大統領候補ジャン・ルイ・メランション氏の選挙運動で使われたホログラム演説は、11か所で投影されたが、それは「ホログラム風」ビデオで、2Dで撮影され、反射鏡により3Dホログラムのように見える錯覚の仕組みを利用したもの。また、インドのナレンドラモディ大統領は、ホログラフィック・シアター設備により53か所でライブ演説を開催。
一方、Holotchの技術では、「ネット環境さえあれば、特別な準備も不要で、安定していて遅延もほぼありません」と小池氏。実際に、5Gまたは4G、UWB無線と、iPhoneやiPadなどのデバイスにも装備されている通常の3Dカメラと、Oculus riftなどのVRビューアーだけで利用できる。