4日間に渡り、講演、ワークショップ、ネットワーキングを通じて環境移行に取り組む関係者が集う、Globe Italia主催の「第8回エネルギーと循環経済デー」がイタリア・ウンブリア州のトレヴィで開催され、日伊経済連合会からディサント・ダニエレ会長が、在イタリア日本商工会議所の久田貞夫会頭とともに出席しました。
このイベントでは、13世紀にたてられた旧修道院施設であるサン・フランチェスコ協会を舞台に、再生可能エネルギー、農業サプライチェーン、水循環と気候変動、地域と農業食品産業、公正かつ包括的な移行であるCOP29などの主要な国際イベントに向けたイタリアの気候変動対策、新しい包装に関する指令とイタリアのリサイクル対策、エネルギー・気候のための統合国家計画(PNIEC)、欧州との対話における新しいグリーンディールおよび技術ロードマップ、地政学、アフリカのためのマッテイ計画と環境外交などの重要なテーマについて、ピチェット・フラティン環境移行大臣、フランチェスコ・コルヴァーロイタリア政府気候変動特使、エネルギー・ネットワーク・環境規制庁 (ARERA)代表のステファノ・ベッセギーニ氏、インフラ交通省トゥリオ・フェランテ政務次官、イタリア下院内の政党PD代表キアラ・ブラガ議員、欧州議会議員のアンナリサ・コラード議員とアントネッラ・スベルナ議員、下院第8委員会(環境委員会)よりマッシモ・ミラニ議員、下院第10委員会(生産活動委員会)よりヴィニチオ・ペルッフォ議員、環境・エネルギー安全保障省(MASE)クラウディオ・バルバロ政務次官など、あわせて100名以上が、講演を行いました。
Globe Italiaのマッテオ・ファヴェロ会長は、「トレヴィにおけるエネルギーと循環経済デーのイベントは、毎年リサイクルやエネルギー効率におけるイタリアの卓越性が集結する機会となっており、我が国が直面する課題に合わせた規制枠組みの促進のための有効なデータやツールを政府の意思決定者へ提供する役割を果たしています。今日、持続可能性・技術革新そしてそれらの社会的影響という3つの移行の課題への注意を促すためのエネルギーが求められています。これらに関係するコミュニティはますます大きくなり、このトレヴィでのイベントは大変重要な意義を持つようになりました」と述べています。
また、2024年のエネルギーと循環経済デーには、イタリア下院、欧州委員会、欧州議会、環境・エネルギー安全保障省、外務・国際協力省、ウンブリア州、トレビ市、在イタリア日本商工会議所、全国青少年協議会、IFEC-イタリアエネルギーコミュニティフォーラム、のほか、当会・日伊経済連合会が後援・協力しました。