ヴェネチアのカジノで開催された、第五回FIET(Italian Food and Tourism Exhibition)の最終日、パトリツィオ・ジャコモ・ラ・ピエトラ農務次官、セバスティアーノ・コスタロンガ生産活動担当評議員、そしてイタリア東洋商工会議所(CCIO)のアントニオ・バリーレ会頭と、Made in Italyと海外の市場についての講演のため、ゲストとしてお招きいただきました。
日伊経済連合会(JIEF)会長ダニエレ・ディサントは「アグリフード製品と観光は密接に結びついており、ローカル体験は外国人消費者の購買意欲構築の鍵となります。インバウンドの増加により外国人観光客は、アグリツーリズムを通じ生産者と直接交流することに益々興味を持っています。日伊経済連合会は、特にこれらの分野において、日伊の企業交流の機会を提供することに尽力してきました。また、今後日伊間において、例えば毎年開催されるFOODEX JAPANや、横浜で開催される2027年グリーンエキスポといった、国際イベントにおいてもイタリアが大きな存在感を示す機会があります」と、期待感を示しました。
FIETは、セミナー、ラウンドテーブル、B2Bミーティング、そしてテイスティングイベントなどを含む3日間のイベントで、食とワインの伝統、観光に至るまで、イタリアの卓越性と地域の特産品を紹介することを目的として開催され、この取り組みは、ヴェネツィア・メトロポリタンシティの“Le Città in Festa”(祭典の都市)プログラムの一環として行なわれたものです。
海洋となったヴェネツィアのカジノ、カ・ヴェンドラミン・カレルジ宮殿は「世界最古のカジノ」として知られ、なんと1638年から運営されています。元々はルネサンス様式の貴族の邸宅で、1階は作曲家のワーグナーが住んでいたことから博物館にもなっています。ヴェネツィアの運河沿いにあり、歴史あるすばらしい建築やインテリアも見どころです。