千葉県立安房拓心高等学校とドミツィア・ルチッラ高等学校 第1回目ミーティング

千葉県立安房拓心高等学校とドミツィア・ルチッラ高等学校による、第1回目オンライン交流が2025年10月31日に開催されました。

ドミツィア・ルチッラ高校は、生徒たちがスマートフォンで学校紹介の説明をビデオ撮影し、編集した素晴らしい動画を紹介してくれました。ワイン用のブドウ畑と品種、オリーブ畑と選定方法、露地野菜、温室(水耕栽培や接ぎ木)、トラクターや用具と安全への取組など、学校の概要が短時間で良くまとめられていました。

安房拓心高校からは、学校で育てている野菜や草花、そして枝豆「鴨川七里」や、南房総の温暖な気候を活かした熱帯果樹(バナナ・パイナップル・サトウキビ)栽培や、地域の新たな特産品として期待が集まる様々な品種のイタリア野菜が紹介されました。

安房拓心高校のイタリア野菜の中には、ドミツィア・ルチッラ高校で作られているものも多くあり、日本ではまだなじみがない野菜について、調理方法や独特の苦みへの対策などについて、生徒たちが直接意見を交わしました。安房拓心高校で、苦みの強い野菜への対策としてステビア入り肥料を試験的に使用して改善がみられたことが紹介されると、イタリアの生徒からは具体的な対応方法について質問があったほか、冬が寒いと甘みが出るはずなので、南房総の冬が温かい事も苦みを感じる原因かもしれないといった意見が交わされました。

次回の交流では、具体的な栽培方法や、レシピを紹介し合う予定です。