栃木農業高等学校とマリアーノ一貫教育校 高等部農業科 サン・パルドによる、第1回目のオンライン・ミーティングを、2025年11月4日に実施しました。
両校の交流テーマは小麦などの穀物の栽培と、加工や流通、そして最終的にそれらがテーブルにどのように並ぶかについての比較です。
初めてのミーティングでは、まずは学校紹介を中心にプレゼンテーションが実施され、日伊両校ともに、学校での取り組みとして、持続可能な農業を目指し様々な対策が行われていることが確認されました。また、サン・パルドでは、通学が困難な生徒のために寄宿舎があり、下宿中の給食に校内の農産食品が利用されています。栃木農業では、学校給食センターに農産物を納品しており、両校の生産物が学生の健康な食事に役立っています。
イタリア国立農業研究機関(CREA)との共同研究として、小麦栽培の試験圃場を持つサン・パルドは、一部区画で試験的有機栽培もおこなわれており、栃木農業高校からは、イタリアや欧州での有機栽培の特徴や決まりや、デュラム小麦の特徴や用途などについて質問がありました。
今回の発表や質疑応答などの意見交換から、生徒たち自身が普段食べているものにも大きな違いが見られました。次回の発表では小麦の栽培や、加工、そして食文化の違いなどが紹介される予定です。

