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グループ2:栃木農業高等学校とマリアーノ一貫教育校 高等部農業科サン・パルド

明治40年創立で県内唯一の農業単科高校である栃木農業高校と、1818年にフェルディナンド2世によって設立された両シチリア王国農業学校を起源としモリーゼ州唯一の農業専門高校であるサン・パルドの両校は、校内で生産する農産物を学校給食(イタリアでは寄宿舎給食)に提供するなど、地域とのつながりによるブランド力を育てています。牛、チーズ、ワイン・酒などの共通項目もありますが、本交流事業においては、両校の育てている穀物・小麦をテーマとして、加工や消費の方法の違いから食文化を紹介しあう内容を中心に国際交流を行います。

【テーマ】小麦:郷土の品種、気候、栽培ノウハウ、加工と食文化

栃木県立栃木農業高等学校
住所:栃木県栃木市平井町911
ホームページ:https://www.tochigi-edu.ed.jp/tochiginogyo/nc3/

創立117年(明治40年創立)の歴史と伝統を誇る本校では「質実剛健 進取自治」の校訓のもと、教育目標である「豊かな人間性と自ら学ぶ態度を育み、地域を支える産業人の育成」を目指して、教育活動を行っています。令和3年度からは、ユネスコスクールキャンディデート校として社会活性化の担い手として活躍する生徒、世界を見つめグローバル化の中で羽ばたける生徒の育成に力を入れています。

また、本校は県内唯一の農業単科高校として、植物科学科・動物科学科・食品科学科・環境デザイン科の4つのコースで特色のあるカリキュラムを編成しています。

地域とつながるプロジェクトの一環として、商品開発として特産品の開発やPR、コラボ商品や共同研究を実施しているほか、栃農で育てた農畜産物を市内小中学校の給食に提供しており、年に一度は和牛の給食があります。

マリアーノ一貫教育校 高等部農業科サン・パルド(Istituto Omnicomprensivo Magliano ITAeG “San Pardo”)
住所:Viale Cappuccini, 26 – 86035 Larino(CB), Italy
ホームページ:https://www.omnicomprensivolarino.edu.it/

ITAeG「サン・パルド」は、1818年にフェルディナンド2世によって設立された両シチリア王国農業学校を起源とします。現在、モリーゼ州で唯一の農業技術学校である「サンパルド」農業技術学校は、建設・環境・測量科が加わり、農業だけでなく環境分野の専門家も輩出しています。各コースは専門の様々なラボラトリー(化学、畜産、バイオテクノロジー、製品加工、コンピュータサイエンス、地形学、建設のラボラトリー、CAD実験室、物理学および建築材料実験室、教育用オリーブ搾油所、酪農ラボラトリーなど)や、スポーツ施設を備えた新しい校舎にあります。現在、オリーブ畑、ブドウ畑、耕作地、畑作物に利用されている農場は約23ヘクタールにまで拡大したほか、マルチメディア教室と学校の機械保管場所も備えています。また、歴史ある寄宿学校も併設されており、遠方や近隣地域からの学生を受け入れています。他にも、学生は、食堂、レクリエーション、午後の学習プログラムも利用することもできます。寄宿舎給食には校内で生産された食材が利用されています。