Globe Italia(グローブ・イタリア)の会議に日伊経済連合会がゲストスピーカーとして招待されました

政治・経済の枠組みを超えて地球環境問題のための活動を行うGlobe Italia(グローブ・イタリア)が主催する、日伊の製紙業やリサイクルに関する講演会が2025年7月16日、イタリア外国人記者協会ローマ本部で開催されました。講演者には、日伊経済連盟会長のダニエレ・ディサント、下院環境委員会委員のマッシモ・ミラニ議員とマルコ・シミアーニ議員、そして業界団体のAssocarta やComiecoの事務局長らが名を連ねました。

会議では、製紙産業におけるイタリアと日本の共通点や課題、特に生産からリサイクル、そして両経済システム間における協力可能性をテーマに議論されました。

日本は、中国と米国に次ぐ世界第3位の製紙国であり、年間生産量は2,300万トンで、世界生産量の5.6%(イタリアは2.1%)を占めています。同国の紙・パルプ・加工製品産業は、年間約7.2兆円(400億ユーロ)の売上高を生み出しており、これは製造業全体の約2.2%に相当し、関連産業では18万人を超える雇用を生み出しています。